初診時に口腔内写真・顔面写真を撮影し、それを基に症状の説明と、その時点で考えうる治療の概容を説明いたします。
・術前検査:当クリニックでは術前検査を2回に分けて行います
○1回目の検査内容:
・虫歯・歯周病検査、カリエスリスク検査 (唾液を用いた生化学的・細菌学的検査)・レントゲン撮影(頭部X線規格写真×2-3枚、パノラマX線写真、その他治療段階に応じてCT、手根骨レントゲン等)
・光学印象採得(オーラルスキャナ―による上下歯並びの型採り、保険診療では通常の印象採得を併用)、咬合採得(かみ合わせを記録)
・フェイスボウトランスファー(歯列模型を機械(咬合器)へ装着するための計測(下顎位の著しい偏位を伴う症例や保険診療で実施))
・機能的検査:悪習癖の有無、口腔周囲筋機能検査、顎運動・筋電計検査(顎変形症の場合)。
★上記検査で合計40〜60分ほど掛かります★
★頭部X線規格写真とパノラマレントゲン写真、模型作成
★光学印象とCTデータの合成による歯の再排列シミュレーションの一例(CATS)
★光学印象とCTデータの合成による顎変形症の外科矯正手術シミュレーション
○2回目の検査内容:
・歯磨き検査、歯周病精密検査(該当患者に対し)、検査1回目の採得資料チェック
合計40分〜60分ほど掛かります。
・診断:40分〜60分程度お時間を頂きます
検査によって得られたデータを基に、患者さん個人個人に適した治療方法と計画、タイムスケジュールを提案いたします。症状によっては何通りかのパターンを提示させていただき、患者さん・ご家族の同意が得られる内容で治療を開始いたします。基本矯正料金のお支払い回数等も決定いたします(保険診療は除外)。
・歯磨き練習:
検査によって得られたデータを基に、患者さん個人個人の口腔衛生状況に対応したう蝕予防プログラムを立案し、矯正装置が装着された後も虫歯にならないよう歯磨き練習を行います(2回目の検査結果により省略されることもあります)。
※充分な歯磨きができるようになるまでは、装置を装着しないこともあります。※
・装置装着・準備:
・可撤式(取り外し式)装置作成のための歯型採りや、固定式装置を装着いたします。
▲所要時間
歯型採り:10分〜30分
可撤式(取り外し式)装置装着:10分〜30分(装置の種類により差があります)
固定式装置装着:30分〜90分(装置の種類により差があります)
・装置調整:
・一般的に3週間〜6週間間隔で来院していただき、歯の移動のための装置調整を行います。
・動的治療終了、装置撤去、術後検査・診断:
・歯の移動が完了し噛み合わせが完成したら装置を撤去・保定装置(リテーナー)を装着
し、術後の資料を採得します。術前資料と比較分析し、治療の結果を診断・ご報告いた
します。
・保定・経過観察・終了:
・術後の噛み合わせ・歯並びが充分維持されているか、数ヶ月間隔で来院していただきます。
保定装置の使用状況確認・点検も行います。
・一定期間経過したところで通院終了を見極めます。